般若心経は昔から多くの人が唱えています。
最近は写経といって般若心経を書き写す修行がブーム...
般若心経の教えの中心は「空(くう)」です
「空(くう)」って何ですか?
この言葉を初めて聞いた方へ説明させて頂きますと、
空(くう)の考え方は「あるようでない、ないようである」です。
言葉の意味としてはなんとなくわかるのですが、「わかるようで、わからない」これも「空(くう)」と言えます。
この世の現実はもともとそうなのだから、解釈しだいで何とでもなるという事でしょうか?
宗教家の方々、知識人、アーティストの方々がこの考えかたを色々な形で表現されています。
話はそれますが、「働き方改革」により多くのサラリーマンの方々はこれから先の変化を感じ始めています。
ワクワクでしょうか?不安でいっぱでしょうか?その両方でしょうか?。一人一人の考えかたがあります。
これも「空(くう)」です。
これから先の事は心配で夜も眠れないという日々も「空(くう)」です。
この「空(くう)」の考え方は、これから先の変化に対して、心を整える最強ツールの1つのように感じています。
今回は般若心経に興味をもったサラリーマンがサラリーマンに向けて同じ目線でエールを送らせて頂く配信となります。
現在奮闘されておられるサラリーマンの方々には日頃の疲れを取って頂きたと思っています。明日を新たな気持ちで迎えていきましょう。
苦しみや災い
度一切苦厄(どいっさいくやく)とは苦しみやわざわいの事。
全ての、苦しみやわざわいは、本当は存在しないかもしれないと深く感じる(瞑想)事で理解できた。人間が感じている事であって、宇宙や神の存在から見ればそれは流動的なもの、あるようだが無いに等しい...
人間から宇宙や神の視点にズラせば、苦しみやわざわいはとるにたらない事だと想像できます。
私達は宇宙や神の一部です。人間視点での苦しみわざわいは存在しているような感覚です。しかし、視点を変えれば「それはない」とも言えます。
般若心経でよく取り上げれるのが「色即是空(しきそくぜくう)空即是色(くうそくぜしき)」です。
私達の目が感じる色は本当の色ですか?そもそも色のもとは光であり、大気や光の加減で見え方が違っています。夕方と昼とでは空の色が違います。色はあってないようなものだという事です。
この時代の色はもともと肉体をさしていたといわれていますが、私達が見えている色でイメージするとわかりやすいですね。
人間の五感や物質の数量、綺麗や汚い、思い、死。すべて、あるようでないといっています。
般若心経には1つ注意点があるといわれています。「じゃ、好き勝手やろう」「人の苦しみもないなら苦しみをあたえてもいい」という成長しない方向での解釈です。このサイトに訪れて下さっている方はまずありえないと思いますが、そういう注意点喚起は存在しています。
サラリーマンの生活を解釈
朝起きて眠たい目をこすりながら、今日も1日幸せでありますように。そう願いながら、出勤の準備をします。
その時ふと思い出します。
あ~今日、プレゼンの日だったな~上手くいくかな~。
どうしよう緊張してきた。
そんな時は般若心経です。「色即是空、空即是色」と唱えると、「あ、この緊張あるけど、ないんだな~」どっち選択しよう。「ないにしよ~っと」。
勿論、緊張あるの方を選択してもかまいません。好みの問題です。緊張を体験したいと思えばそちらを選択しましょう。
どんどんいきます...
出勤の準備もおわり職場へ向けて出発。交通機関はいつものように沢山の人であふれています。電車は沢山の人。「ちょっと暑そうだから、一本遅らせよう」。しかし、結果はかわらず次の電車も満員。しかたなく飛び乗ります。
「暑い!」「職場につく前に茹で上がってしまう!」
そんな時は般若心経です。「色即是空、空即是色」と唱えると、「あ、この暑さほんとうはない」。そう思うと涼しくなるかは保証いたしませんが、暑いと思っているよりは楽に過ごせそうです。
「は~実際は暑かったけど、周りの人よりは体力消耗していない」そう感じるかもしれません。
職場へ到着。今日はいつもより調子が良いです。仕事もバリバリこなしています。もう昨日までの自分とはおさらばです。
しかし、ふと緊張してきました。「プレゼンの時間が近づいている」。
「色即是空、空即是色」~。あれ、緊張が消えない。
こんな事もあると思いますが、安心して下さい。大丈夫ですよ。
緊張を打ち消そうとして「色即是空、空即是色」は効きません(おそらく)。般若心経の世界では緊張は本当にないのです。正確に言えばあるともいえるしないともいえるですが、ないと思えばないのです。だから、緊張はないを選択してください。
完全になくすのは難しいかもしれませんが、緊張はだいぶ減るのではないでしょうか?
プレゼンはすんなり上手くいきました。好評で質問が殺到。時間をオーバーしてしまいます。
やっと終わって昼食の時間。その時、職場の売店のパンが置いてあるガラス棚の中は‥空(から)。
外へ食べに行くにももう時間がない。しかたなく自販機の缶コーヒーでお腹を満たします。
昼も過ぎ3時を過ぎたあたりから、「お腹が減って仕方がありません」。こんな時は‥そうです。あの技を使いましょう。
職場の中では様々なストレスにさらされています。パソコン中心の仕事だと、肩や目は疲れます。営業の方は冷たい対応をされて気が滅入る時もあります。
外で仕事をしている方は天候に悩まされます。車での仕事は神経を使います。接客業の方は様々なタイプの人に合わせなければなりません。
本当に「お疲れ様です」と心からお伝えいたします。
まとめ
今回は般若心経を社会の中心人物、サラリーマンにむけて私なりにアレンジしてみました。
専門で般若心経を取り扱っておられる方には「ちょっとちがうよ」と指摘するトコロ満載だったと思います。しかし大きな心でとらえて下さると分かっています。ありがとうございます。
昔から伝わる言葉には私達が生きていくためになるヒントが沢山。今後も私なりに解釈させて頂きますが良い言葉もとらえかたしだい。
古の教訓にはこんな言葉もあります。
「先人の跡を追うな 先人が求めたものを求めよ」と。
昔から伝わる言葉の意味を深く感じ取れるよう精進するのみです。
最後まで読んで下さりありがとうございます