恋愛についての話題はどんな世代でも関心のある分野ですね。
人生になくてはならない感情、自分以外の人を大切に思う事。
結婚されている方は夫や妻、そうでない方でも大切な相手は存在すると思います。例え付き合っていなくても、です。
そんな人生に必要な感情について、知って得するメカニズムを簡単に説明していきます。
自分以外の相手を大切に思う脳の部分
恋愛や愛情感覚はどこの脳の部分で機能しているのでしょう。ここでは大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)や扁桃体(へんとうたい)の話はしませんが、人間の本能や生きるために必要な大切な機能(呼吸をする等)に属する部分だという事です。
人間の欲に、食欲、睡眠欲、集団欲、の3つがあると言われています。恋愛はこの集団欲に属しているようですね。
自分以外の相手を好きになる事は自然な事で必要な事だとわかります。人間が生きる上で自分の集団に近いのか、遠いのかを本能的に選択しているのですから、人間のすばらしい機能だともいえます。
集団に属するかどうかを判断する脳の機能があるなんて神秘的です。それを自動的に行なっているのですが、同時にその逆もあるという事です。その感情は好きの反対「嫌い」ではないようです。その逆の感情は普通。仮に感情の変化にやじるしを付けるなら
「好き」↔「普通」↔「嫌い」ではなく
「好き」↔「嫌い」↔「普通」となるわけです。
もし仮に「嫌い」な人がいたとするならば、どちらに転がるか感情を観察してみるのもいいでしょう。「好き」に転じればその通り、「普通」に転じればその通りです。
自分以外の相手を大切に思う機能を知っていれば、嫌いな人がいた場合でも早く「好き」か、「普通」にすればいいのですから、傷つける必要もないですね。嫌いの感情は短期間で済ませて平和な感情で過ごす事が幸せかもしれません。
恋愛ホルモンを知って自分の感情を感じてみる
恋愛ホルモンと検索すると、ドーパミン、オキシトシン、エストロゲン、副交感神経等、専門的用語が上がってくると思います。
総じて、良い方向に進む。という事です。幸せになる物質が脳から出ていると表現してもいいでしょう。
では、なぜ恋愛中に苦しくなったり、不安になったりするのでしょうか?夫や妻にイライラしたりするのでしょうか?それは、正常に戻す機能が働いたと解釈できます。幸せの反対は不幸せです。この2つがあるから、バランスがとれるのです。
楽しい時ほど、上手く行っている時ほど、調子に乗ってはいけないとはよくいったものですね。宇宙の仕組み自体がバランスそのものなのですから、こんな所にもバランスの原理が働いているとは壮大な感覚になります。
ジャンヌ・ダルクも言っています。
「神様がお言いつけになられたのだから、そのとおりにしなければならないと思いました」
恋愛に関しての苦しさや、夫婦間のイライラもバランスをとるために必要な事と捉えればすんなりやり過ごせそうです。むしろそういう感情に感謝してもよいかもしれません。
大切な相手がいる事で、自分の感情を楽しむのもとても大切な事ですが、バランスを意識する事も大事だとわかります。
恋愛感覚から愛情感覚へ
愛こそすべて。と多くの著名人が述べています。恋愛感覚は自分の集団に属して欲しいという感覚でしょうか?愛情感覚は自分の集団に属する相手を大切だと思う気持ちでしょうか?
愛情は全てに向ける事ができます。とても素晴らしい事です。
脳内ホルモンの分泌の割合の変化が起こり恋愛感覚から愛情感覚へ移行していくという事を知っていればいいと思います。
ある程度の期間は必要なのですが、よく言われる3年という期間が1つの分岐点だと言われています。その期間が1年の人もいれば3年以上の人もいます。その事実を知っておくという事が大切です。
恋愛感覚が薄くなってきたので、もう一度その感覚を取り戻そうとするのは間違いです。人間には恋愛感覚もありますが、愛情感覚もあります。生物でもより高度な生物は愛情が厚いイメージがありませんか?
3年くらいかけて愛情感覚を育てるイメージが必要です。
愛情感覚が育てば一生ものです。本物の「愛」というのは相手の反応にいちいち左右されません。「愛」のある行動は、相手を甘やかすことではないと知っていますから、行動の動機が「愛」であるならば、問題も少なくなるのかもしれません。
愛情を維持する方法は自分しだい
愛情を維持する方法・テクニックは多く、様々に効果が実証されているようです。脳内のある物質を出すために、タッチング等のスキンシップをとる、共通の趣味を見つける、アハ体験の共有、等様々です。
方法やテクニックは参考程度に
愛情を維持する方法は自分しだいです。相手を思いやる心が1番目に来て、その下に方法やテクニックを用いるのもいいでしょう。
方法やテクニックはちまたにあふれています。参考程度にとらえて「ふ~ん」といった具合がよいのではと思います。
相手を思いやる心があれば、逆に必要ない事かもしれません。相手をコントロールしようとせず、あるがままを受け入れて、違いを楽しみ、様々な感情を味わいながら、人生をより深いものにしたいですね。
マザー・テレサは述べています。
「あたたかい微笑み。妻に夫に子供に、そして全ての人に微笑みかけなさい。微笑みは愛を育てます。」
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