1日の仕事を終え、ある場所へ向かいます。
健康ですが、時々ココへ訪れます。
その場所に通いだして何年目でしょうか?
2年目?5年目?それぞれです。
その場所がだんだん近づくと胸が苦しくなる。
実はUターンして帰った事もあります。
みな様はそんな経験がありますか?
多くの人が直面している介護問題。
今回は「寝たきりになってしまった父や母」
声をかけても「何も反応が無い」そんな状態になって戸惑いを感じている方へ向けてのメッセージとなります。
してあげられる事、沢山ありますので安心して下さい。戸惑っていた頃が嘘のように感じますよ。
アナタ様の貴重な時間をこのサイトに割いて頂く事をに心より感謝申し上げます。
自分を責めてはいけません
父や母を寝たきりにさせてしまった。
そうやって自分を責めている方、本当に多いのです。
親を死なせたくないのは当然です。医者も助けるのが仕事です。
どうして寝たきりになるのか。
様々な価値観や背景がありますから、ここでは詳しくは述べませんが医療が発達した現代。
「死なせたくない」‥行き着く先は‥予想できます。
しかし最善の選択を迷いながら進んできた結果なのです。何も、誰も悪くはありません。
「あの時」違う選択をしておけばと悔やんではいけません。
目の前の出来る事が沢山ありますのでそちらに目を向けましょうね。
「触る」という行為
お見舞いにいっても何の反応もない。
声をかけても聞こえているかわからない。
私は何をしてあげられるのでしょうか?
反応が無いと、自分の行動に意味を感じなくなるのも当然です。
私達はいままで人の反応で行動を決めてきました。
ですから反応が無いと戸惑ってしまう。
行なっている事が無意味に感じてしまう時も。
視点をかえて「何ができるのか」考えてみました。
手を握ってあげる。肩をさすってあげる。
それだけでも十分なんです。
痛みや苦しみは和らぎます。本当なんですよ、きちんと医学的に証明させているのです。
オキシトシンとは?
幸せホルモン「オキシトシン」は有名です。
少し説明させて頂くと、幸せな気持ちになるホルモンです。
○○タッチセラピーとか○○タッチングとか色々な名前で様々な触り方の技術が世に出ています。
ほとんど全て「オキシトシン」を放出される事が効果の中に入っているんですよ。
手を握ってもらってどんな気持ちになるでしょう?
その気持ちを寝たきりの父や母に「肌の接触」を通じて心で伝えてあげて下さい。
照れくさい。そう思わずに。ちょっとだけでなく5分~10分、握ってあげて下さいね。
背中をさすってあげると良いという情報もありますが、寝たきりでは難しい時も。ですから肩でも十分なんです。
そうしてると次は何をしてあげられるかアイデアが出てくるものです。
次は何をしてあげれるか、いくつか例をご紹介いたします。
マッサージ
マッサージの目的を知っていれば簡単に行えます。
目的は先程の「オキシトシン」の分泌を促す事
筋肉をほぐす事
体の循環を促す事
厳密に挙げればまだまだあるようですが、こんなものでしょう。
筋肉のコリも深く考える必要はありません。気持ちよいだろうなと、思う方法をご自分の体を使って研究してみて下さい。
その力の半分から1/3程の力でやさしく・ソフトにしてあげて下さいね。
ゴリゴリはいけませんよ。
注意する点:「首」は触らない方が良いでしょう。
さすってあげるのは循環を活性化させるのに効果があります。
寝たきりの方は手や足のむくみが出やすい方がいます。
軽く・ゆ~っくりさすってあげるとむくみが軽減する場合がありますので試してみて下さい。
力はいれないように皮膚の表面を軽く・ゆ~っくり。
ツボを意識
ツボ押しと検索すれば、沢山の情報があります。行い方も丁寧に説明されています。
ここでは寝たきりの方に行なってあげたいツボの名称をご紹介致しますね。
☑「百会」(ひゃくえ)頭のてっぺん。
☑「攅竹」(さんちく)眉間のあたり。
☑「神門」(しんもん)手首の外側。
☑「虎口」(ここう)と「指間穴」(しかんけつ)指と指の谷の部分。
☑「労宮」(ろうきゅう)手のひら中央のやや内より。
☑「解谿」(かいけい)くるぶしのやや前。
☑「失眠穴」(しつみんけつ)足の裏のかかと中央。
☑「心包区」(しんぽおく)土踏まずの中央。
☑「湧泉」(ゆうせん)土踏まずの上。
難しい言葉がならびましたが覚える必要はありません。私達はプロになる必要はないのですから、簡単にとらえましょう。
これらのツボはストレス軽減に関係があります。プロの方から見れば「厳密には~」になっちゃいそうですが、おおらかな気持ちでみのがして下さいね。
「頭のてっぺん眉間、手首・手のひら、足首・足の裏」このへんを軽く押してあげてみて下さい。
末端ケア
手や足の爪、その周辺のマッサージの効果は絶大の様子です。
自律神経が整い、免疫力がアップすると言われています。
是非ご自分でためして、そして父や母にしてあげて下さい。
この末端ケアは私も物凄く注目していまして。。
別の機会にもっと詳しく投稿させて頂きますので、更新のチェック、宜しくお願いします(^^)
声かけ
「大丈夫そうね~」「来たよ~」
反応がありません‥
そんな時「私、一人で喋っている」と思わないで下さい。
聞こえてます。
声の大きさも口調もすべて感じています。
気持ちを込めて「声かけ」してあげて下さいね。
ちょっとした注意点がありますのでお伝えしておきます。
想像してみて下さい。父や母は聞こえています。声かけが質問だと答えたくなっちゃいますよね。
答えられないストレスは与えたくないものです。
質問よりも声かけを意識してみましょう~。
いくつか例をあげておきます。
☑「大丈夫?」→「大丈夫そうね~」
☑「痛い?」→「痛そうね~」
☑「元気?」→「元気そうね~」
言葉の抑揚(よくよう)、声色(こわいろ)から気持ちは伝わります。
感情を受け取る脳の機能は強力です。
気持ちを込めて声かけしましょう。
まとめ
他にもまだまだアイデアがあると思います。反応がなくても出来ることは沢山見つかりそうです。
現代は情報社会、「知りたいと思えば、知る事が出来ます」
情報が多くて何を信じていいのかわからないという状態になってしまう方もいるかもしれません。でもご安心下さい。そういう時は相談すればいいのですから。
色々な回答が得られると思いますよ。その時気づくのです。
「正解ってないのかも」‥。これが効きそう、これはどうかな?色々試行錯誤して生き生きと明日からお見舞いに行かれている皆さまの姿が見えてきました。は~っ、私も幸せいっぱいです。
最後まで読んで下さりありがとうございます。