働き方改革という言葉が出てきて月日が立ちましたが、皆さんの職場ではそれが実感として感じられているでしょうか?
「まったく変化ないな」と感じている方が殆どではないでしょうか?大企業では残業を減らして、有給休暇をとっているそうだけれど、私の会社ではそれがいつになるのやら、早く行なってもらえないかな。と考えている方も多いのではないでしょうか。
他の取り組みとしては、自由な勤務時間、労働力の確保(定年後も働ける)、子育てと仕事の両立等、他にも様々にあります。
経営者の立場から考えれば、「大人しく今まで通り働いてほしい」と思っているかもしれません。私が経営者だったらそういう事も頭をよぎるかもしれません。今までの常識を変える事はストレスです。
本当に働き方を変えたいなら従業員1人1人が意識をもって取り組む事が必要です。
国もそれを支援しています。
働き方の変化の先にどんな未来があったとしても、変化をしていく事が安定につながると多くの著名人は言っています。
様々な事例で今後の未来を予測
働き方を改革していく事例は様々に出てきています。健康を促進するために、社員にウェアラブル端末(健康をモニターする機器)を無料で配布したり、万歩計を配布して評価材料にしたり、スポーツの参加を推奨したり。
大企業では労働時間の改善と有給休暇取得率の向上、育児と仕事の両立を支援する取り組みが多いようです。
仕事内容の効率化を図る取り組みも多く報告されています。
これからも、多くの事例が報告されてますます活性化すると思われます。時代の流れ、あるがまま、進んでいる様子です。
ここでなんとなく感じる事ですが
給料が上がる方もいる一方で給料が下がる方も出てくるような気がします。
「同一労働、同一賃金」という言葉でもそれを意味している様子です。分かち合いに意識を変化させる事で柔軟に対応したいものです。
残業が多い方は自分の時間が多くなります。有給休暇が取れなかった人は休みが増えます、健康でなかった人は健康を作る時間が得られます。素晴らしいと思います。多少給料が減ったからといって、それらを得られるのであればいいのではないでしょうか?得る物もあれば失う物もあります。
得られる物に意識を向けましょう。時間や休みが増えたのなら普段の疲れをとるために一日ボーッとすごしてもいいでしょうし、取り組みたかった事をしてもいいですし、ワクワクする部分も少なくないです。
職場で働き方改革が進んでないのなら、その職場の集合的無意識がそうさせているのかもしれません。1人1人が徐々にでもよいので意識をもって取り組みたいものです。
多くの大企業が掲げている労働時間の短縮、有給休暇の取得推進にならって個人レベルでもそれが出来るんだと認識する事が大事です。
ここでは有給休暇取得の方法を述べます。
簡単です。有給休暇を申請すればよいのです。有給休暇取得申請は絶対に拒否できません。法律でそう決まっています。有給休暇に関してはその取得日の変更は出来ても、取ってはいけないとは絶対に言えないのです。
取ってはいけないという雰囲気である職場である場合、その原因を突き詰めて考えていけば、答えはおのずと出てくると思います。
「まわりが取ったら私も」とまわりの目を気にしても何も変わらないのです。勇気を出したりしなくてもいいですよ。昔から国が推奨しているのですからね。そして、いよいよ国も本腰を入れて動き出した時期。
ただ、それに従っているだけなのです。深く考えずに、休みたい時は有給休暇を申請してみましょう。
労働生産性が上がっている先進国はメリハリがあります。リフレッシュと労働効率は比例している様子ですので、国もここを目指しているのだと思われます。国民1人1人がより幸せを感じて生活していけるよう促しているのです。
業務は効率化が図られ、自分の時間が増える。
その時間を使って何をしますか?
何をするのも自由です。お金の為に兼業や副業をするのもいいし、ゆっくりすごすのもいいし、趣味に没頭してもいいし。これから何を行うのかは自分自身が決めていく。
そういう未来がまっている気がします。
働き方改革で助成金
職場を意識改革させる助成金を出す自治体も増えている様子です。徐々にではありますが、確実に前に進んでいる様子です。近い将来、職場で普通に取り組まれている事でしょう。
詳しく見ていけば急激な変化はありません。残業時間の削減も、有給休暇取得達成率も大幅ではありません。徐々に徐々に進めていっている様子です。
働き方改革での助成金が受け取れるのは企業側ですが、それが確実に行われているか知るためにも、企業側に任せるのではなく、「1人1人が情報を知っておく」という事が大事です。職場の意識改革の為の教育はなされるので理解を深める為にもお薦めです。
今後予想される職場の変化としては、変化を受け入れる側と変化を受け入れない側に最初のうちは分かれるような気がします。変化を受けれなない側がいまでも多いのですが、徐々に変化を受け入れる側が逆転します。いつのタイミングで変化するのかは自分しだいです。
そして今までの価値観(モーレツ社員)を押し付けてくる上司は徐々にすくなくなってきます。
安倍晋三首相も
「モーレツ社員という考え方自体が否定される日本にしていきたい」
という発言をしています。
ここで、大切な事ですが、それらを押し付けてきた上司の事は許して水に流すという事です。
その上司は正しいと思って行なっていたのですから、ある意味被害者です。攻撃してはいけません。攻撃は攻撃を呼びます。進む方向から遠ざかるような行為です。お互いが幸せになる方法を考えて行動したいものです。許して「こっちにおいで~」って手招きしてみて下さい。
多様性に対応する考え方
働き方の考え方や方法が同一企業内でも多様になり、誰が何を行なっているのか分からなくなってしまいそうです。管理する側も、される側も大変だと思うかましれませんが大丈夫です。
管理する側、管理される側に分かれるのが普通だと思っているのがそもそもの間違いです。
管理するのは自分です。管理する側はもういなくなるのです。すこしは残る部分もあると思いますが、そう重要ではなくなります。
そういう考え方が多様性に対応する事だと思います。
自分自身を管理する。
難しいと思う人、簡単だと思う人、様々ですが、1人で好き勝手にするという事ではありません。指示を出す人、指示を受ける人が分かれないという事です。その企業が成長する為、1人1人が社長であるという意識で自分が受け持った役割を責任をもってこなしていく事が大事だと考えます。
今までは誰かの評価が大切だったようですが、これからは自分の評価が大切になります。目の前のやるべき事に集中する事です。
ブッダもこう言っています
「自分で自分を、励ましなさい。まず、自分を正しく整えてから他人に指摘せよ。そして、他人に指摘したことは、自分も実行せよ」
周りの目を気にする、または周りのしている事が気になるという状況から考え方を変換していく事が、多様性に対応する考え方のような気がします。
まとめ
働き方改革が進んだ近い未来が楽しみで仕方ありません。
得る物もあれば失う物もあります。得る物に意識を向けて自分は何ができるのか?と考えるだけで楽しくなってきます。
不安な気持ちがある事もわかりますが、この恵まれた日本に生まれてこうして改革を体験できている事も人生の経験になると思えば安いものです。
「自分は何が出来るのか?」小さな事でもいいと思えば次々に浮かんできます。
最後まで読んで下さりありがとうございます。